Narrow Cabinet
クイーンアンスタイルのナローキャビネットです。
上段のガラスキャビネット部分のトップが半円形で蛇腹型(アンブロークンペディメント)に
なっているところは、まさにクイーンアン期に流行っていたデザインを取り入れています。
まるでバイオリンのフォルムのように優雅でやさしい曲線ですね。
上段の棚内部はペンキで何度も塗り重ねられていて、一部ヒビ割れやペンキが剥げて前に塗られていた
色(ベージュ系)が見えていたりします。※今はアイスミントを薄くしたような白色系です。
また、右サイド内壁の真ん中あたりに輪ジミがあります。
キャビネット内部を塗りなおすこともできますが、綺麗になりすぎてしまうので
アンティークの経年劣化がお好きな方はこのまま使っても良いかと思います。
そして、とうとう塗り直しが必要になった時は、自分で好きな色を塗るのも
楽しみのひとつだと思います。
本体も曲線を使ったデザインの為、ところどころヒビ割れや突板の浮きが見受けられます。
アンティーク修復スタッフがアンティーク家具個々の一番良い状態にメンテナンスしますが
気になる箇所などありましたら、ホームページのお問合せメールよりお気軽にご質問ください。