Victorian Rosewood 4Chairs
ローズウッドは切り口からバラの香りがすることから名づけられました。
マメ科シタン属の木で、墨を流しをしたような縞模様の木目が特長です。
木に含まれている天然の蝋が自然と艶を出し、しっとりとした
非常に美しい光沢を見せます。
イギリスのリージェンシー時代(1811~1820年代)は最高級家具の
材料のひとつとして、多く使われていました。
天然樹脂とオイルの保有量が高いため大変堅く、マホガニー材のような
繊細な彫刻はできないものの、この時代はネオクラシックスタイルの
シンプルなデザインが流行していたので、形よりも木目の美しさを強調する
ローズウッド材が重宝されました。
そんなローズウッドを贅沢に使ったチェアがこちらです。
背もたれから脚にかけて流れるような曲線のデザイン、
笠木部分に彫っているダイナミックで滑らかなアカンサスなどは
硬い木を使っているように見えないぐらいエレガントです。
また、ローズウッド特有の縞模様の木目も存分に楽しめるという
置いておくだけでも絵になるエクセレントなチェアです。
座面は日本で張替えましたので、このままお使いいただけます。