みなさまこんにちは。
気温の急降下で体調など崩されてませんでしょうか。
じわじわと気温が下がらないのが原因なのか
箕面の山の紅葉も少しまばらに見えてしまいます。
みなさまのお住いの場所ではきれいな紅葉は見れましたか?
さて、今回はわたくし事ですが毎年我が家ではこの時期になると栗の渋皮煮を作ります。
栗は丹波篠山のふるさと納税で注文しているので、毎年美味しい栗が届きます。
いつも写真を撮り忘れてしまうのですが、とても大きな栗がゴロゴロとたくさん入っています。
全部剥いたあとに気づいたので、鬼皮を撮影してみました。
本当に大きいんです。
レシピによっては一晩浸水させる方法もありますが
私は熱湯に4~5個栗を入れて5分ほどつけたものから鬼皮を剥いていきます。
これが一番気を使うところなのですが、途中で調子に乗ってしまうと
必ず渋皮を傷つけてしまうので慎重に剝いていきます。
これはほんの一部。
まだまだ剥かなきゃ!
全て剥き終えたら、つぎはお鍋に重曹を入れてあく抜きの為にゆでこぼしを数回繰り返します。
重曹を入れるのは最初だけで灰汁をしっかりと取り除きます。
そのあとは数回ゆでこぼしを繰り返し、煮汁がワイン色になったら次の工程へ。
筋や鬼皮の残りを竹串や指の腹で優しく取り除きます。
ここでも渋皮を傷つけないように慎重にしなければいけません。
左が掃除前、右が掃除後。
破れたり傷がついたりしたものは私のおなかの中へ…。
これもまた栗本来の甘味が楽しめてホクホクとして美味しいんです。
そして渋皮の掃除が終わったらようやく栗を煮ることができます。
砂糖は2回に分けて入れるのがポイント。
砂糖の灰汁をすくったら、落し蓋をしてコトコトじっくりと煮ます。
落し蓋のすき間から見える栗がもうこの時点で既に美味しそうですが、
ここはもう少し我慢です。。。
20分ほど静かに煮て、煮汁にとろみが出たら火から外してそのまま冷まして出来上がり!
すぐ食べる分と保存する分に分けて瓶詰めします。
そのまま食べたり、アイスの横に添えてももちろん美味しいのですが、
渋皮煮を細かくカットしてバタートーストの上に乗せて食べるのもおすすめです。
そして毎年作るお年賀用のシュトレンの具材としても活躍してくれます。
(写真はお年賀用のシュトレン。栗の渋皮煮と黒豆を入れています。)
栗の渋皮煮は鬼皮剥きから始まり、何度もゆでこぼして灰汁を抜き、
筋とりなどの掃除をしてやっと砂糖で煮ることができるという
果てしない時間と手間がかかりますが、仕上がった渋皮煮はホクホクして
甘さもちょうどよく、栗の風味が存分に堪能できます。
あの苦労を噛みしめながら食べる時間は至福の時。
なんだか幸せな気持ちになります。
皆さまも機会があれば是非トライしてみてください。