ウィリアム・モリス(William Morris/1834~1896年)は
アーツ・アンド・クラフツ運動で偉大な功績を残し有名です。
ですがもともとモリスは作家、詩人、翻訳者、で活躍していました。
太宰治は卒論でウイリアム・モリスについて取り上げたそうです。
ジェーン・モリスと結婚をし新築の家(レッド・ハウス)を建てる際思うような壁紙などがなく
自分でデザインをしようとしたのがきっかけでデザイナーの道へ進みました。
このころの内装業者は顧客に散財させることだけしか頭にないく良いものがなかったようです。
そこからモリスを含め共同創設者6人でモリス商会を立ち上げシンプルさクラフツマンシップ
そして自然からインスピレーションを得たデザインという新たな方向を示しました。
これがアーツ・アンド・クラフツ運動です。
モリスは壁紙、ステンドグラス、タペストリーなどデザインしました。
家具をデザインしたことは一度もなく、モリス商会で出された家具のデザインは
共同創設者の中の3人がデザインしていました。
ちなみにモリスの妻ジェーンは下の階級で育ちモリスとの結婚をするために
上流階級の言葉や作法を学んだようで、それが原作となり
オードリーヘップバーン主演『マイ・フェア・レディ』(My Fair Lady)という映画ができました。