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寄木張り・化粧張り(Veneer)

家具の表面に装飾の目的で薄板を張り付けることを寄木張り・化粧張り・突板といいます。
木材を切断し4枚合わせると扇形のようになり扇模様(faneer)と呼ばれていました。
寄木張りという言葉には、その後発達した多くのバリエーションがあります。
寄木細工(parquetry)・線象嵌(stringing)・木象嵌(marquetry)
イギリスでは1670年からオランダの影響を受けて導入された技術です。
使われた木材はウォールナットが初めは多く、18世紀後半から
マホガニー、サテンウッド、ローズウッド、キングウッド等の珍しい外国産の木材が
輸入されるようになり多様になり、高級家具の装飾には必ず使用されました。
初めは鋸を使って手で挽いていましたが、19世紀になると機械化が進んで
紙のように薄い化粧板が作られるようになりました。
高級家具をより華やかにし天然木の表情を活かした高度な技術です。

寄木張り・化粧張り

寄木張り・化粧張り

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