Carved Walnut Arm Chair
生地のタペストリーや脚のデザインが素晴らしいベルギー製のアンティーク アームチェアです。
タペストリーは、手作りで作られており壁掛けなど室内装飾用の織物の一種でゴブラン織りとも呼ばれます。
ベルギーは中世から毛織物産業がとても有名な国です。
タペストリーの繊細な織りと多彩な色遣いで知られテーマとしては、
宗教、神話、歴史、または狩猟や収穫などが描かれたものが多くなっています。
こちらのタペストリーは椅子に合うように作られています。
脚には半身像の装飾があります。
人間の体の上部とアカンサスリーフ、そこから渦形に彫られています。
天使の間にはグロテスク面(grotesque Mask) があります。
グロテスクとは古代ローマを起源とする異様な人物や動植物等に曲線模様をあしらった美術様式のことをいいます。
日本では奇妙、不気味という表現ですがもともとは美術様式のことでした。
一点限りのデザインでとても珍しく、貴重な椅子です。